入院治療プログラム | 医療法人 青峰会 くじらホスピタル

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入院治療プログラム

集団療法プログラムのご案内

集団の中で“他人と接すること”を自然に経験する

「人格障害」「摂食障害」「うつ」など、病名はさまざまであれ、
心に傷(トラウマ)を抱えている患者様は、
「自分はひとりぼっちだ」という孤独感がぬぐえなかったり、
何かが起こるたびにすぐに絶望してしまったり、
あるいは人を信じることがどうしてもできなかったり、
すぐに自分自身を責めてしまったり……
自分と自分を取り巻く環境に対して
とても心が不安定な状態である傾向があります。
そして自分自身の心がとても不安定になっているがゆえに、
対人関係が苦手、人といることが怖い、
あるいは誰かに依存してしまうなど、
普通の人間関係を築くことが困難になっている方が多いのです。

集団療法プログラムとは、人と適度な距離感を保つことができず、
ごく普通の関係を築くことが非常に困難になっている患者様に、きちんとした距離感を持って、
自分という枠組みを作りながら人と接していく経験を積んでいく
ことを目指しています。

集団療法プログラムでできること

人との距離感、人といる安心感を学ぶ

集団療法は、同じような問題、心の病気を抱える患者様が、ひとつの空間に集まって行う治療プログラムです。
一つのテーマについてみんなで話をしたり、一緒に体を動かしたり、何かを作ったりしながら、
一定の時間ほかの人と一緒にいるという集団のなかに身を置いてもらうことで、人との対等性を学んだり、
自分自身を自分でコントロールするということを学ぶことができます。

『みんなの中のひとり』に慣れる

集団療法を通して、“みんなの中のひとり”になれるという感覚もとても重要です。たとえば対人恐怖がある人は、視線を感じただけで怯えてしまったり、他人のなんでもない動作・表情に意味づけをしてしまいます。“みんなの中のひとり”になれるということは、「視線に特別な意味はないんだ」ということを学び、その人が自分を客観視する力を少し取り戻し、自分を守る“防波堤”を自分自身で作れたということです。それは社会に出る上でも、とても大きな力になります。

グループで行うとはいえ、病院という守られた空間で守ってくれるスタッフがいるなかで行う治療プログラムだからこそ、患者様も安心して参加することができます。そして、「人と一緒にいても安全なんだ」「家族でも恋人でもない、深くは知らない人たちと一緒にいても安心感を得られるんだ」と経験することが、人に対する見方に変化が現れるきっかけにもなり得ます。

世界を広げ、不安をかわす『ツール』を増やす

くじらホスピタルの集団療法では、『創作・芸術』『運動・レクリエーション』『心理療法』という大きく3種類のカテゴリーで計20種類ものプログラムを用意しています。
例えば、『創作・芸術系』では、ペン字やビーズアクセサリー作り、『運動・レクリエーション』では、サーキットエクササイズやダンスセレピー、『心理療法』では、認知行動療法やアディクションミーティングなど、多種多様なプログラムがあります。
今までやったことのない経験をすることで、新たな興味、新たな自分を発見して、新しい刺激が閉ざされていた心身を開かせるきっかけにもなり得ます。

患者様のなかには、集団療法で行ったプログラムのうち、自分に合っていたものを家に帰っても続けていらっしゃる方もいます。未来のことや過去のことで思い悩んでしまいがちな方にとって、絵でも、音楽でも、自分が集中しやすいこと、楽になれることを一つでも多く持っていることはとても大切なことです。

集団療法は、集団の中に入るからこそ、得られることが多くあります。
人の集まりである社会に一歩踏み出すために、とても大切な治療のひとつです。

集団療法プログラムの例

創作・芸術療法

アートセラピー、ミサンガ、ポップアップカード、コラージュなど
簡単に作れるアクセサリーや小物を創作します。プログラム中に作り方を覚えて、入院中に自分でアレンジすることもできます。アートセラピーは、アートセラピストによる芸術療法プログラムです。

運動療法・レクリエーション

アロマ&リラクゼーション、ストレッチ、サーキットエクササイズなど
軽い運動やストレッチを行います。体力づくりだけでなく、心身のバランスを整えるのに役立ちます。
心地よい音楽を聴きながら楽しくエクササイズしましょう。

心理療法

SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)、アディクションミーティング、こころの天気、言葉のプレゼントなど
自分の性格を見つめ直したり、ため込んだ気持ちを表現することで、自己理解を深めるきっかけになります。SSTは、対人関係やコミュニケーション等で困ったことを取り上げ、対処方法を考えていくプログラムです。

心理教育

摂食障害ミーティング、食生活ミーティングなど
レクチャーとミーティング(話し合い)が中心のプログラムです。食生活ミーティングでは、管理栄養士が栄養について説明をしたうえで、退院後の食生活について考えていきます。摂食障害ミーティングは、山根医師による摂食障害患者様限定のプログラムです。

※集団療法への参加には主治医の許可が必要になります。

個別のご支援も行っています

個別のご支援も行っています

 ※主治医の指示により実施されます。
 ※必ず受けられるわけではありませんので、詳細は主治医にお問い合わせください。

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