エピソード | 医療法人 青峰会 くじらホスピタル

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こころの病気について

入院のきっかけ

当院に入院された患者様の事例を元にご紹介しています。
プライバシー保護のため、個人が特定されないよう、複数のケースを複合しています。

昇進を機に会社を休みがちになった40代男性

会社員のAさんは昇進後、部下も増え、新しいプロジェクトを任されて仕事に励んでいました。しかし、度々、会社を休むことが増えていきました。残業が続いていたため、家族も本人も疲れからくる体調不良だろうと思い、内科を受診。ところが、内科的には異常なしでした。休養をとって様子を見ていましたが、よくなったと思って出勤の準備をしていても、結局、具合が悪くなり寝込んでしまう日が続きました。そのうち、「死にたい」と言ったり、家族に対して怒りっぽくなっていき、心療内科のクリニックに相談。うつ病を発症していることがわかり、入院治療を進められて当院へ入院しました。現在、治療を続けながら職場復帰を目指しています。

気軽にはじめたダイエットから摂食障害へ

大学生のBさんは高校1年生の頃、「脚が太い」と言われたことをきっかけにダイエットをはじめました。コツコツと努力をしているうちに目標体重に達し、満足感を得たのですが、そのうち我慢できずにたくさん食べたくなって食べてしまいました。そして、その直後、大量に吐いてしまいます。それが、いわゆる食べ吐きのはじまりでした。吐いた後はすっきりした気分になることから、Bさんはその快感を得るために、食べ吐きを繰り返すようになり、とうとう体重が30kg台になってしまいました。異常に気づいた家族が心配して内科に連れて行きましたが、内科では点滴で、貧血と低血糖の対応などしかできません。自宅で療養していましたが、低体重が進み、生命の危機的状況に陥りました。病院間の連携で当院を紹介され入院治療を開始しました。

上司に付き添われて受診した一人暮らしの男性

30代後半のシステムエンジニアのCさんは、不規則な時間帯の勤務になりがちで、ときどき体調を崩していました。本人も周囲も、自宅で休めるから大丈夫と思っていましたが、もともとお酒が好きだったCさんは、きまじめだけど人づきあいが苦手。仕事を休んだ日は朝からお酒を飲むようになります。収入も多く、一人暮らしのCさんは「誰にも迷惑をかけないし、自宅でお酒を飲んでストレス解消するぐらいはいいだろう」と考え、飲酒の回数と量が徐々に増えていきました。そのうち連絡のない欠勤が続き、上司が部屋を訪ねるとすっかりアルコール依存とうつ状態が深刻化していました。軽度なうちに受診するチャンスを逃したCさんは、上司につきそわれてやっと受診し、すぐに入院治療が開始されました。

リストカットやODを繰り返す、気分が不安定な20代女性

Dさんは、気分の浮き沈みが激しい性格でしたが、ある時期からリストカットをして救急車で運ばれたり、深夜に激しい過食をして家族を驚かせたりすることが増えてきました。しかし、翌朝になるとDさんはそうした自分自身のできごとを覚えていません。心配する家族とともに脳神経外科を受診しますが、特に異常はみつかりませんでした。そうしているうちに、不安が強くて対人関係が築けないため、社会的なトラブルも引起すようになりました。Dさんはクリニックを受診し、人格障害を発病していることがわかりました。そこで当院を紹介され、入院治療を開始。落ち着きを取り戻した現在はアルバイトを始めるまでに回復しています。

※OD:オーバードーズ。薬などの大量摂取。 人格障害について